文系フリーランスまたは休日低音大堤琴奏者の戯言

翻訳を生業とする文系フリーランスです。日々思い付く事を書いてます。

特別お題「『選択』と『年齢』」

勤めていた会社を辞めたのは29歳の時でした。バブルはすでに弾け、次の仕事の当ても無く、おまけに貯金も無いという無い無い尽くしで、今考えてみるとかなり無謀な退職だったなぁと思います。いわゆるブラック度満点の会社だったので、もう居たく無いという気持ちが先のあらゆる要素に対する心配を上回ってしまったのでした。それからはしばらく、一人飯のお題の時に書いたような食事をして生きていました。

それからかなり時間が経っていますが、未だに生きています。いなくなってしまう要素とか、犯罪者になってしまう要素とか、たくさんあったように思います。それでも自分が得意な分野の仕事をして、趣味の活動を楽しむ時間もあるような生活をしています。魔法が使えても会社辞める前に戻りたいと思った事はありません。自分なりに考え抜いて決断し、その後苦労した事が少しは役に立っているのでしょう。

なんかあんまり提供元さんと関係ない気がするけど、まあいいか。

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意外に美味しかったレモンチーズチョコクロ@サンマルクカフェ東京大久保店

あんまりファストフード系の店には行かないのですが、先日どうしても短時間で食事を摂る必要があり、JR大久保駅のすぐ近くにあるサンマルクカフェに行きました。土曜日の夕方6時ごろでしたがそこそこ混んでました。

ここはパンがレジ前に並んでいて自分で取るようになっています。季節限定で標題のレモンチーズチョコクロというのがあったので頼んで見ました。

実はそれほど期待していなかったのですが、悪く無い味でした。具材のバランスが良いのか、思ったよりも自然な味で、レモン、チーズ、チョコそれぞれの味が生きていると感じました。

他に頼んだのは、

  • カレーパン

ホームページによると待望の復活だそうです。これもなかなか良い味でした。ただしちょっと辛めです。あと値段もコンビニなんかで買うよりは高いですね。私は値段分の価値はあると思いました。

  • アイスウインナコーヒー

リキュール入りでしたが、車の運転が無いので頼んで見ました。慌てて飲んだのでクリームが大量に残ってしまいました。リキュールは残したクリームの方にたくさん入っているのか、あまり味を感じませんでした。これは悔やまれます。

結果としてこの後の用事を空腹を感じずにこなす事ができました。大久保には来る機会があるのでまた軽食に利用しようかと思います。

今年は閏年で五月(皐月)が2回あります

旧暦の手帳を日記代わりにしているという話を以前書きましたが、その手帳によると今年は閏年で、今はちょうど2回めの五月(皐月)です。

この閏月は3年に一回、19年で7カ月あり、これでちょうど太陽暦の19年と日数がほぼ同じになります。中国では殷の時代からこの閏月の挿入が行われていたそうです。殷は実在が確認されている最も古い王朝です。そんな昔からこの法則が解明されていたんですね。

後でリンクを貼るウィキペディアの説明と手帳の説明を合わせて考えると、日本では大暑を六月にするためにこの閏月を挿入しているようですが、中国やユダヤの暦では必ず最後の月を閏月にするようです。 またこれらの暦は正確には太陰太陽暦であり、イスラム暦のような太陰暦では閏月の挿入は無いようです。

暦の話を見て行くと昔の人が正確に年月を数えていた事に驚かされます。今ならコンピュータ、場合によってはスマートフォンですぐわかりますけどね。

閏月 - Wikipedia

Buck Moon, Hay Moon, Thunder Moon

えーと、満月シリーズです。

昨日が満月でしたが、七月の満月には三種類言い方があるようです。

“Buck Moon” は牡鹿の角が生え変わる時期、"Hay Moon" は干し草の出来始める時期、"Thunder Moon" は雷の発生しやすい時期、という事らしいです。

北米由来の呼び名のようですので、日本では当てはまらないものもありますね。梅雨の季節で湿度が高いので干し草は無理そうです。

雷はありそうですね。私の住んでいるあたりでは写真のように月が見えましたが、thunderならぬheavy rainで大きな被害が出てしまったところもあります。亡くなられた皆様の御冥福を祈り、被災された皆様が1日も早く日常を取り戻せるよう、微力ながら祈りたいと思います。

七月の満月は"thunder moon"と呼ばれる事もあるようですがこちらでは良く見えました。

みなとみらい小ホールで聴くオンドマルトノ

先日、シンフォニエッタ静岡の演奏会の後半について書きましたが、今日は書き残していた前半について書こうと思います。前半はオンドマルトノという電子楽器をフィーチャーしたステージでした。演奏するのはこの楽器の奏者として世界的に有名な原田節(はらだたかし)さんです。

最初に演奏されたのは、モーリス・ラヴェル弦楽四重奏でした。本来の第一ヴァイオリンのパートをオンドマルトノで演奏していました。独特の不安定性電子音がこの曲のこれまで聞いたことがない新たな側面を引き出していたように思いました。

次に演奏されたのは同じくフランスの作曲家、アンドレ・ジョリヴェのデルフィ組曲という曲です。元々劇のために書かれた音楽のようですが、そこから作曲者自身が組曲としてまとめたものです。古代ギリシア風の響きを追求した音楽のようですが、オンドマルトノの電子音がその響きに貢献していたのが意外でした。犬の鳴き声を模していると思われる部分などもありました。

後半はオンドマルトノの出番が無かったので、ここでアンコールが入りました。原田さん作曲の夕陽に赤い頬という曲で、思春期を迎えた女の子の不安な心情を描いたもの、と原田さんから解説がありました。ここではオンドマルトノが鳥の声を模していました。

シンフォニエッタ静岡と原田さんの共演は今後も予定されているようですので、また珍しい曲が聴けるかも知れません。

GPD WIN で書いてみた

1月末に注文し、2月上旬に届いたものの、ほぼ死蔵していたGPD WINを今日やっと持ち出して見ました。

携帯できるWindowsマシンです。

キーボード、まだまだ慣れませんが予想以上に使える印象です。

どうもポインティングデバイスの活用が鍵じゃないかと思い始めています。

ブログ書きとか、これまでAndroidを使っていた作業の一部をこのマシンで行う事になりそうです。

このマシン、電源周りに癖があることで有名ですが、私が購入した個体は今のところ大きなトラブルもなく順調に動いています。

また、Creators Update終了後もWifiが普通に繋がっています。

想定していたトラブルが発生しないのは良い事なんですが、何だか拍子抜けしています(笑)

徐々にその辺りを見て行きたいと思います。

七月七日にUPLINK@渋谷で上映される第七天国

私は行ったことが無いのですが、渋谷にUPLINKという映画館があります。小さな映画館ですが上映作品のユニークさで評判です。そこで今週金曜日、つまり七夕の夜に第七天国という映画が上映されます。

アップリンク「第七天国(1927)」 | 映画-Movie Walker

1927年のサイレント映画で、ストーリーはBoyMeetsGirlものの典型というべきものです。偶然出会った男女が貧しさの中で愛を育みますが、やがて戦争が始まり男は戦場へ。やがて戦争は終わりますが男はなかなか帰って来ない、とまあこんな風に物語は進んで行きます。

ありきたりな話ではありますが、見終わった後温かい気持ちになる映画です。七夕の夜上映するのにふさわしい映画だと思います。

この映画は高さをうまく表現している映画です。2人が階段をどんどん昇って行く様子を当時としては最新の設備で撮影しています。これは下水道の清掃人から地上の清掃員になりたいという主人公の夢を表していると言われています。

この上映には柳下美恵さんという方のピアノ伴奏が付きます。余談になりますが、私が以前見た時の伴奏はあの新垣隆さんでした。例の騒動で有名になるはるか前の話です。すでに予定があるため聴き比べができないのは残念です。

この映画はわずか10年後の1937年にリメイクされています。人気があった証拠だと思います。お時間のある方は是非ご覧になってみて下さい。ちなみにUPLINKは併設のカフェも評判のようです。