文系フリーランスまたは休日低音大堤琴奏者の戯言

翻訳を生業とする文系フリーランスです。日々思い付く事を書いてます。

映画

川島監督が「赤信号」に込めた意味

今日は川島雄三監督の命日です。 お誕生日の時に生誕100年と紹介しましたが、もう亡くなってから55年経ちます。 んー、短い生涯ですが、その短い生涯で日本映画界に大きな足跡を残しました。 今年の始めに見た「洲崎パラダイス赤信号」もその川島監督の作品…

涙 (1956年、松竹)

シネマヴェーラという渋谷の名画座で表題の映画を見ました。 大映所属だった若尾文子さんが松竹映画に出演している珍しい作品です。 あらすじその他は他を参照してもらうとして、思った事を書きます。 佐田啓二さんが素晴らしい 若尾文子さんが演じるヒロイ…

Marisa Solinasという女優さんがイタリアにいまして

今週のお題「あの人へラブレター」 ラブレターってお題が出てる、っていうか今日は恋文の日だそうで、何書こうかちょっと考えましたが、恐らく日本であまり知られていない女優さんについて書いてみようと思います。 「ボッカチオ’70(Boccaccio '70)」という…

東京の瞳

東京神田の神保町シアターで「東西対決! 輝ける〈大映〉男優の世界」という特集企画が開催されています。そこで表題の映画を見ました。 バイク会社のポスターデザイン公募に応募したデザイナーが受賞の席でコマーシャル出演を打診され、その出演をキッカケ…

きっと特集上映あるよなあと、川島雄三生誕百年の日に思う

今日は映画監督だった川島雄三の誕生日です。1918年生まれなのでちょうど生誕百年です。先天的な病に苦しみ、五年前の2013年が既に没後五十年だったという短い生涯でしたが、その生涯の年数を上回る数の作品が残っている事を我々は喜ぶべきでしょう。 今年最…

黒澤明の「天国と地獄」

表題の映画を「午前十時の映画祭」で見ました。 子供が誘拐されて解放されるまでの前半部分と、犯人が追い詰められていく後半部分に大きく分けられます。元になる作品はあるものの、後半はほぼオリジナルのようです。2時間を超える長い映画ですが、適度な緊…

名コンビの原点「ジェニイの家」(今週のお題「芸術の秋」)

今週のお題が芸術の秋という事で、ジャック・プレヴェールとマルセル・カルネのコンビについて先日書きました。もちろん天井桟敷の人々がこのコンビのプロダクションとして最も有名なわけですが、敢えてあまり知られていない、表題に挙げたこのコンビの第一…

七月七日にUPLINK@渋谷で上映される第七天国

私は行ったことが無いのですが、渋谷にUPLINKという映画館があります。小さな映画館ですが上映作品のユニークさで評判です。そこで今週金曜日、つまり七夕の夜に第七天国という映画が上映されます。 アップリンク「第七天国(1927)」 | 映画-Movie Walker 192…

名声とその代償~ロミー・シュナイダーの命日に

昨日ブログを投稿した後で、ロミー・シュナイダーの命日だった事を知りました。享年43歳。早すぎる死です。 私の印象に残っているのは、何といってもヴィスコンティ「ルートヴィヒ」でのエリザベート役です。あの映画を見た後で本物のエリザベートの肖像画を…

思わぬ掘り出し物に出会えるかも知れない、「ルビッチ・タッチII」@シネマヴェーラ

渋谷のシネマヴェーラで、22日からエルンスト・ルビッチ監督の映画を続けて上映する「ルビッチ・タッチII」という特集が組まれています。「II」ですから、この特集は2回目です。1回目は2年前の同じ時期でした。たまたま空いた時間に観に行く映画を探していて…

4月から8シーズン目を迎える「午前十時の映画祭」

先日予約を取ったTOHOシネマズ日本橋で見たのは午前十時の映画祭というやつでした。昔の映画を朝十時から上映するという企画で、まあ東宝系の映画館がやってる名画座みたいなものでしょうか。映画館はグループごとに分けられていて、それぞれ別の作品が上映…