文系フリーランスまたは休日低音大堤琴奏者の戯言

翻訳を生業とする文系フリーランスです。日々思い付く事を書いてます。

NHK交響楽団第1855回 定期公演 Aプログラム

表題の演奏会に行きました。

日時:2017年1月28日(土) 開場5:00pm 開演6:00pm

場所:NHKホール

曲目:

ボフスラフ・マルティヌー/リディツェへの追悼(1943)

カレル・フサ/プラハ1968年のための音楽(管弦楽版/1969)

ヨハネス・ブラームス/ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77

指揮:下野竜也

ヴァイオリン:クリストフ・バラーティ

NHK交響楽団は1月は音楽監督のパーヴォ・ヤルヴィが不在、客演指揮者3人で定期公演を開催しました。

下野さんが振ったAプログラム、前半2曲は東京の他のオケでも演奏していますが、ブラームスの協奏曲との組み合わせは初めてのようです。

1月の定期公演はいずれも協奏曲を含むプログラムだったようですから、この組み合わせは運営側からの要望を考慮したものかも知れません。

結果的に演奏会のメインの曲目となったブラームスの協奏曲、ソロと伴奏のバランスを取るのが難しい曲と言われていますが、ソリストの音はちゃんと3階席まで聞こえてきました。かと言ってシンフォニックな響きが失われているわけではなく、この曲の持ち味を十分引き出した演奏だったと思います。

そういえばこの曲、実演を聴くのは2回目ですが、ソリストが最後の和音をオケのメンバーと一緒に弾いていました。前回は1階席だったから気が付かなかったようです。

ソリストアンコールはバッハ「無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番」から「ロンド風ガボット」。サザエさんでも使われた事がある有名な曲です。

前半2曲についてはまた改めて書きたいと思います。