リアルな姿がわからない作者が描くリアルな人間模様(今週のお題「読書の秋」)
ベニスの商人やロミオとジュリエットなどで有名なシェイクスピアですが、舞台俳優として活躍した事はわかっているものの、その人物像は謎に包まれていて詳しい事は分かっていません。別の人のペンネームという説まであるようです。
高校生のころ、翻訳されたものを一生懸命読んでいるクラスメートがいましたが、ある英語の先生は「絶対に原作を読まなければ駄目」とおっしゃっていました。何通りにも解釈できる原文に一つの訳をあてはめる事はできないと言う事でした。
その先生は一年間に一作品読めるかどうかだとおっしゃっていました。今ならKindleなどを活用すればもう少し読めるかも知れません。「アントニーとクレオパトラ」は丁寧な解説の付いた翻訳本を読んだ直後にKindleで原文を読んだ事があります。‘Nay’(現代語の‘Not’)ただ一言で読者を物語の舞台に引きずり込む力に圧倒されました。 ロミオとジュリエットは有名な話という事もあり、Kindleで何とか最後まで辿り着きました。冒頭を読んでいたらウェストサイドストーリーの冒頭を思い出しました。こちらの方がずっと下品なんですが。
Kindleを使えばいつでも辞書と一緒に持ち歩けます。Word Wiseなんて便利な機能もあるので、少しずつ読んで行きたいと思います。
Shakespearean Insults 2018 Day-to-Day Calendar
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