きっと特集上映あるよなあと、川島雄三生誕百年の日に思う
今日は映画監督だった川島雄三の誕生日です。1918年生まれなのでちょうど生誕百年です。先天的な病に苦しみ、五年前の2013年が既に没後五十年だったという短い生涯でしたが、その生涯の年数を上回る数の作品が残っている事を我々は喜ぶべきでしょう。
今年最初に見たのはその川島監督が大映で撮った「女は二度生まれる」でした。小えんという神楽坂の芸者の生涯を描いた作品です。原作のタイトルは「小えん日記」です。この映画のタイトルが何を意味しているのか、ちょっと確信を持てないでいます。
昨年も「洲崎パラダイス赤信号」を見ています。これの原作は「洲崎パラダイス」なんですが、「赤信号」をタイトルに付けた意味は何と無くわかりかけています。
都営地下鉄新宿線の船堀駅すぐ前にあるタワーホールで毎年11月に映画祭が開かれています。私は「幕末太陽傳」をここで見ました。映画祭の主催者に熱心なファンがいるとの事でした。コアなファンがいるものだなあと感心した憶えがあります。
生誕百年の今日、首都圏で作品が全く上映されていなかったのは残念ですが、色んな会社で映画を撮っているので、全作品を一気に上映するのは難しいのかも知れません。今年これから各地の名画座で特集が企画される事を期待したいと思います。