文系フリーランスまたは休日低音大堤琴奏者の戯言

翻訳を生業とする文系フリーランスです。日々思い付く事を書いてます。

あの日の記憶がある限りPHSはやめられない(と思う)

唐突ですけど、私PHSを未だに持っております。

電話としての使用頻度は非常に低くなっており、料金もほぼスマホと変わらず、しかも今ワイモバイルはスマホ乗り換えキャンペーンをやっております。にも関わらず、なかなか手放せません。お守りみたいな感じでしょうか(毎月3000円くらいのお布施がかかっておりますが…)

その理由はやはり、あの日の記憶があるからです。

そう、6年と1カ月前のあの日、ほとんどの電話が使えなくなった中で、ウィルコム(当時)のPHSだけは通話可能であり、家族の無事を確認できたのです。

安否確認なんてメールを一通送れば確かに済む事です。ただし、あの状況の中で家族の声を聞いて安否を確認できた、これは忘れられない事実です。

契約者が少なかったから使えた、という側面は確かにあるでしょう。ただし、小さな基地局をたくさん設置するPHSの特徴が活きたという見方もできると思います。

古い技術だからもう要らない、という考えもあるようですが、もっと伝統のある固定電話はかなり長い間使われてきました。

どうもこういうインフラの切り替えが日本は異常に速いような印象を受けます。先日、古い型のNokiaの携帯電話が再生産されるという話題がありましたが、シンプルな携帯電話の需要があるなら、PHSもまだまだ活躍の場はあるように思うのですが。