文系フリーランスまたは休日低音大堤琴奏者の戯言

翻訳を生業とする文系フリーランスです。日々思い付く事を書いてます。

1年前

関東地方は寒くなって広範囲で雪になりました。

それから数日後、出先の近所を散歩していたら、植え込みの所に花が落ちているのが見えました。風で飛ばされて来たのかと思いましたが、その中に写真がある事に気が付きました。よく見るとそのあたりにいた猫の写真でした。雪の中暖をとり損ねて凍え死んでしまったのでしょう。

お花は餌をあげていた人達が備えたもののようで、7週間後、つまり四十九日までお花と写真はそこにありました。私はそこの敷地には入れないので、せめてもと思い、通るたびに手を合わせました。

その敷地に3匹いた猫は2匹になりました。それなりに成長したせいか、2匹をなかなか同時には見かけなくなっていましたが、あの大雪から1年経った今日、久しぶりに2匹を同時に見かけました。あれから1年経った事が彼らにも分かるのでしょう。

今日の日中はまだ日が出ていたので、彼らはのんびり日向ぼっこしていました。まだ雨は降っていませんが夜は寒くなりそうです。兄弟を偲んだ後は、2匹で猫団子になって暖を取るつもりなのでしょうか。死んだ猫の分まで長生きしてもらいたいものです。