文系フリーランスまたは休日低音大堤琴奏者の戯言

翻訳を生業とする文系フリーランスです。日々思い付く事を書いてます。

川原湯温泉の王湯は健在

川原湯温泉の名前を聞いたことがある人も少なくないと思います。そう、あの八ッ場ダムに沈んでしまう温泉です。私が行ったのはもちろん、元々の場所から移転した新しい温泉街です。ただ、色々あって元々営業していた旅館やお店がすべて移ってきているわけではないようです。

今回は丸木屋さんという旅館に泊まりましたが、立ち寄り湯の王湯が歩いて行けるところにあり、時間が夕方六時までだったので、先にそこに行く事にしました。

八ッ場大橋が見えます。その向こうのダムも温泉街もまだまだ工事中です。

王湯。旧温泉街に建っていたものを模しているようです。

旧温泉街でもシンボルだったこの立ち寄り湯が営業しているのはまだ建物がまばらな温泉街の人達にとっては心強いに違いありません。

建物に入ってみると結構ごった返しています。お風呂はまさに芋洗い状態です。お湯は何というか、鉱物系の独特の匂いがします。最初は蚊取り線香を焚いていたのでその匂いかと思ったのですが、宿のお湯でも同じ匂いがしたのでこの温泉の特徴なのでしょう。

お湯は宿のお風呂も同じ源泉のようですので、泊まるのであれば敢えてここに来なくても良さそうです。ただし八ッ場ダムが完成すれば2階の休憩所から見えるのではないかと思われました。