文系フリーランスまたは休日低音大堤琴奏者の戯言

翻訳を生業とする文系フリーランスです。日々思い付く事を書いてます。

夏至の大雨

今日は夏至なんだそうですけど、雨になりましたね。今はほとんど降ってないんですけど、風が強くて、いつも乗っている電車が運休になってしまいました。バス停に来たらバスはそれほど混んでおらず、何と座れました。しかもほぼ待ち時間なしで発車。交通経路変更が上手くいきました。お蔭でこんな事を書いていられます。

こういう事態が発生すると、人間はどうやっても自然には勝てないんだなあと思います。できる事は情報収集と適切な対策だけですね。ちなみに今日はモンベルゴアテックスレインコートを着てKEENの雨天用のシューズを履いてきたのですが、今のところこれで無ければ、という状況には遭遇していません。良いのか悪いのか良くわかりませんが、無事なのは良い事です。

そうこうしているうちにだいぶ雲が薄くなって、晴れ間も見えて来ました。移動も思ったより順調です。ただ南風が吹いていて、予報よりだいぶ気温が高そうです。大きな災害が発生しない事を願います。

侮れないパティスリーのパン@東陽町

東陽町にエクラデジュールというパティスリーがあります。

こんな美味しそうなお菓子が並んでいて、ちょこちょこお客さんがやって来ます。ある時車で移動しながらの腹ごしらえのため、ここでパンを買いました。

 

# 買ったもの

 

## マロングラッセ 380円

 

マロンペースト入りのパンです。名前から勝手に甘いのではないかと思っていたのですが、ほんのり栗が香る感じで甘さは控えめ。しかもしっかりした食感で予想以上の満腹感がありました。これならチーズ等と一緒にワインのお供にしてもいけそうでした。

 

## セザム 280円

 

セザムはごまを意味するフランス語のようです。これも甘さ控えめ、しかもごまがぎっしりでした。

 

パティスリーのパンなので、ちょっと甘めだろうと予想していたのですが、良い意味で期待を裏切られました。主食として十分満足できるパンでした。今度は家飲み用に買って見たいと思います。

 

## ポアブルノワール 380円

 

これは黒胡椒のパン。これもパティスリーっぽくない、と思うのは私が知らないだけか?

 

## シュークリーム 200円

 

 

ちゃんと(笑)甘いものも買いました。皮はサクサクしたタイプです。クレームドパティシェール、つまりカスタードクリームもたっぷりでした。

 

## クイニィアマン 220円

 

 

これも美味しいです。

 

## クロワッサン 200円

 

バターの香りが良いです。

 

これだけで2人分の2食プラスαの量がありました。

 

駅前にコージーコーナーがあり、立地の点では不利ですが、応援したい店です。今度は是非ワインでも飲む時にパンを買いたいです。

 

紹介して欲しかったバルトークのエピソード

金曜の夜9時半から、NHKEテレで「ららら♪クラシック」という番組をやってます。先日はバルトークの「管弦楽のための協奏曲」を取り上げていました。20世紀に生み出された管弦楽のための音楽の最高傑作のひとつです。私も大好きな曲で、演奏経験もありますが、難曲です。ハンガリー民謡やレハールメリー・ウィドウ」からの引用についての説明、また作曲家の吉松隆さんを招いて行った、ロックへの影響などについての解説は、この番組らしい、曲に親しみやすいアプローチだなあと思いました。

ただし、作曲に関するエピソードとして有名な、指揮者のクーセヴィツキーがバルトークのアパートを訪れ、500ドルの小切手を置いて行った話は、この番組の前身であるN響アワーの時代になかにし礼さんも紹介した事があり、今更かなあという印象を受けました。

直接この曲にはあまり関係ないのですが、バルトークには「猫の言葉を理解できた」という、非常に興味深いエピソードがあるのです。これは要するに、普通の人間よりもはるかに高い音が聞こえた、という事です。このエピソードを紹介して、猫に聴かせるとか、猫愛好家を招いて意見を訊くとか、そういう企画があれば、いい感じに柔らかいこの番組らしくなったんじゃないかと思いました。

今週のお題「晴れたらやりたいこと」

えーと、突然ですが私結構汗かき体質です。で、頻繁に洗濯したいのですが、洗濯物は断然外に干したいタイプです。自宅の洗濯機、乾燥機能も付いているのですが、音はうるさいし、時間はかかるし、洗面所に熱は籠るしで、冬場はまだしも、今のような季節にはあまり使いたくありません。部屋干ししてエアコンのドライをかければ良いじゃないか、という話が出そうですけど、やっぱり太陽の下で干さないと、何となく気持ち良く無いんですよねえ。

って事で何だか回りくどいですが、晴れたらやりたい事は何と言っても洗濯です。花粉やPM2.5の季節でもやっぱり外に干してしまいます。後は布団干しですかねえ。天気が良い日に外に干した布団はふっくらしますし、夏は確かに熱を持って暑いですけど、乾燥機で暖めたような不快さはなく、何というか心地よい暑さです。冬場の気持ち良い暖かさは言うまでもありません。

そういえば、天気予報では、雲が80%出ていても晴れなんだそうです。太陽にはそれだけの力があるという事でしょうか。最近は夏の日中の外出では熱中症の心配をしなければならなくなっていますが、上手に付き合っていきたいものです。

1970年生まれの作曲家、ギョーム・コネッソンの音楽を聴く

ちょっと変わった演奏会に来ました。シンフォニエッタ静岡の第49回定期公演(第三回東京定期公演)です。

前半については別項を設ける事にして、ギョーム・コネッソンの曲を4曲並べた後半について先に書きます。

この作曲家は1970年、パリ近郊生まれ。現役バリバリです。いわゆる「現代音楽」の作曲家ですが、現代的な響きと伝統的なメロディを融合させた、比較的親しみやすい作風を特徴としています。

で、実は最後の「六重奏」、私は演奏した事があるのです。その時いろいろ演奏を探し、日本初演がこのシンフォニエッタ静岡の皆さんによるものである事が判明しました。なぜここでコネッソンの曲を演奏するのかと思ったら、指揮者さんが親交があるようです。

この曲は現代的な響きや変拍子のリズムの中にロマンチックなクラリネットの旋律やジャズ風の要素を取り入れた作品です。演奏はさすがと思わせる所が多いのは当然ながら、曲の難しさを感じさせる所もあり、自分達が苦労したのも当然と改めて思いました。曲の魅力は十分過ぎるほど客席に伝わったと思います。

これ以前に3曲演奏されましたが、「弦楽四重奏」はこの日が日本初演でした。ゆっくりしたテンポのフーガの楽章で始まり、速いテンポの楽章が続き、チェロから始まるゆっくりした楽章が続きます。この楽章は終わりもチェロの音で、何だかこの世の終わりを感じさせる曲でした。

次に短い、チェロと管楽器で演奏する曲が続きます。クラリネットと演奏する「ディスコ・トッカータ」はアクロバティックな曲で、演奏している方は大変そうでしたがなかなか楽しい曲でした。フルートと演奏する「トッカータ・ノクチュルヌ」は、少ししっとり歌う音楽。どちらも聴きえやすい曲で、これから人気が出るかも知れません。

コネッソンの曲はyoutubespotifyGoogle play musicなどでも聴くことが出来ます。ブリュッセルのオケが来日公演で演奏するなど、これから評価の高まっていく作曲家だと思っています。

ケーブルカーで降りる露天風呂

祖谷温泉の名物はケーブルカーで降りる露天風呂です。チェックインして部屋からの景観をしばし楽しんだ後、露天風呂に向かいました。しかし、

 

「今ケーブルカー行ったばっかりなんですよ。10分くらいお待ち下さい。」

 

チェックインの時に宿の方が「すぐ露天風呂入って下さい」と念押しするように言っていたのはこういう事だったようです。

 

ケーブルカー乗り場からの景観も素晴らしいものでしたが、風が強い!しかも昼は良い天気だったもののまだ五月になったばかり、日が傾くと共に涼しく、いや寒くなって来ました。風邪こそひきませんでしたが、もう少し暖かい服装で来れば良かったと後悔。

 

そうこうしているうちにケーブルカーが上がって来ました。

 

https://www.instagram.com/p/BU1Qd8PA0j0/

露天風呂から上がって来るケーブルカー

 

車内はかなりの急勾配。

 

 

一番前の人がボタンを押すと降りて行くようですが、ずいぶん下なのでよく見えません。

 

降りた露天風呂、さすがにあまり写真撮れてないのですが、すぐ下を川が流れて素晴らしい景観です。お湯は硫黄臭がありますが温度は低く、かなり長い間入らないと暖まりません。これも「すぐ露天風呂に」と言われた理由のひとつだと思います。景色も良く、長く浸かっていられるお湯ですが、やっぱり明るいうちに入りたいお湯です。まあ暗ければ暗いなりの風情もありそうですが。

 

露天のそばにはちょっとしたスペースもあります。

 

ケーブルカー、下から見るとこんな感じです。結構迫力あります。

 

 

 

こんな感じで露天風呂を楽しみました。次は夕食です。

 

気持ち良く走れる利根水郷ライン

最近少し距離があるところに演奏会のお手伝いに出かけていますが、その帰りにこの利根水郷ラインを通りました。我孫子の布佐から県道4号を少し走り、渋滞で有名な栄橋交差点を左に曲がるとこの道路になります。曲がってからしばらくの間は道路が利根川沿いの土手よりも上を走っており、利根川の河川敷を望むことができます。ただし、そこそこ交通量があるのでさすがに写真は撮れません。

この路線の特徴は、信号が極端に少ない事です。そのため、そこそこ交通量はありますが、かなり順調に走れます。ただし、側道に降りて行く道路があるところにも信号が無かったりするので注意が必要です。

注意が必要、と言えば、西に向かう車線にはガードレールの無い区間がかなり長く続きます。道幅は十分確保されていますが、悪天候の時、また夜は注意が必要になりそうです。

今回は好天に恵まれましたが、信号が少なく順調に走れた代わりに、沿線の写真で撮れたのは次の1枚だけでした。

のどかな田園風景が続き、走っていて気持ち良かったです。そういえばこの日は朝から出かけて、帰宅が10時過ぎ、走行距離88kmのハードスケジュールでしたが、思ったほど疲れが残っていません。快適なドライブはストレス発散にも良いのかも知れませんね。