思わぬ掘り出し物に出会えるかも知れない、「ルビッチ・タッチII」@シネマヴェーラ
渋谷のシネマヴェーラで、22日からエルンスト・ルビッチ監督の映画を続けて上映する「ルビッチ・タッチII」という特集が組まれています。「II」ですから、この特集は2回目です。1回目は2年前の同じ時期でした。たまたま空いた時間に観に行く映画を探していて、その「ルビッチ・タッチ」の「天国は待ってくれる」という映画を見たのです。それほど期待しないで見たのですが、これが素晴らしい作品で、見終わった時の何とも言えない、心温まる思いが今も忘れられません。
「ルビッチ・タッチ」と言うのは、エルンスト・ルビッチ監督独特の細やかな表現を指す言葉で、登場人物の心理描写に非常に効果を挙げていました。実は以前、モノクロの無声映画である「ウィンダミア卿夫人の扇」を見た時はあまりピンと来なかったのですが、もしかしたら「ルビッチ・タッチ」は後年のトーキーで真価を発揮したのかも知れません。
「天国は待ってくれる」も「ウィンダミア卿夫人の扇」も今回また上映されます。他にも新たな発見があるかも知れません。機会を見て足を運ぼうと思っています。
シネマヴェーラさんのページ
今は「近日上映予定」のところにあります。
22日になると「上映作品」に移動します。
ひと月の間に3回も再配達を依頼するのは気がひけるのだがこちらでは現時点でどうしようもない
ここのところ、カード再発行などで受け取りの確認が必要な郵便を3通受け取っています。しかも申し訳ない事にいずれも最初の配達時には不在で、再配達をお願いする事になってしまいました。
で、調べてみたらこういう郵便物は最初に配達日時を指定する事ができません。再配達や夜間窓口の負担が大きな問題となっている割には、対応が遅れているなあと思いますね。
近所の集配郵便局では、昨年から夜間受け取り窓口が21時までになりました。24時間営業から比べると大幅なサービス低下ではありますが、私はこの時間まで空いてれば十分ではないかと思います。
で、こういう時間を短くすれば済むような対策はすぐ取られますが、配達依頼時点での日時指定のような、システム改変が必要と思われる対策はなかなか進まないのですね。希望日時が週末や夜に集中するから却って大変、みたいな話が出てくるかも知れませんが、そこにどうやってリソースを集中すればを考えて行けば良いのではないかと思いますし、少なくとも再配達の手間だけは解消されると思いますけどね。
意外な名演、と言っては失礼なジョナサン・ノット/バンベルク交響楽団のマーラー7番
ジョナサン・ノットというイギリス出身の指揮者がいて、現在東京交響楽団の音楽監督を務めています。彼がドイツのバンベルク交響楽団を指揮してマーラー7番を演奏した録音がspotifyで聴けるので聴いてみました。
マーラーの7番はマーラーの交響曲の中では複雑でわかりにくい曲ではないかと思います。しかしこのノットの演奏は要所をうまく整理して聴かせており、成功している演奏だと思われます。以下に2つほどポイントを挙げます。
1楽章コーダ(二分の三拍子)に入ってからの聴かせ方
これまでにでてきた様々な要素が交錯して響くため、どのように整理して聴かせるか、指揮者としては腕の見せ所ではないかと思います。特に501小節のホルンとチェロから、502小節のトロンボーンにつながるメロディはここにしか出て来ないのですが、ノットはしっかり聴かせています。
主旋律より大きく聞こえる伴奏音形
この曲の「夜の歌」の由来として、2楽章と4楽章にそう書かれているという事がまず挙げられますが、「本来聞こえるべき音が聞こえない(聞こえにくい)」という事もあるのではないかと私は考えています。4楽章の練習番号197番以降や、5楽章の284番の2小節前以降はメロディよりも伴奏のほうを大きく演奏するよう指定されている箇所があり、ノットはその伴奏を効果的に聞かせています。
ノットはまだ東京交響楽団とはこの曲を演奏していないようです。音楽監督就任のきっかけになったのは、ラヴェル「ダフニスとクロエ」の演奏だそうですから、レパートリーの広い指揮者のようです。今後の活躍が楽しみです。
東京交響楽団さんの音楽監督紹介ページ ジョナサン・ノット | 東京交響楽団 TOKYO SYMPHONY ORCHESTRA
今週のお題「自己紹介」
そう言えば私、自己紹介して無いですね。では
名前
IDから類推ください。
性別
男
年齢
50代
出身
卒業式とか、遊びのエピソードで、山形のどの辺りかまで、わかる人にはわかるかも知れません。
現住所
東京都の東の方
職業
翻訳、ブログのタイトルに入れてますけど、いわゆる「文系フリーランス」です。
関心があるもの
音楽、美術、映画、ガジェット、食べ物、電子決済、猫。
ちなみにブログのタイトルに入れてる「低音大堤琴」ってのはこれの事です。
週末はこれを持って出かけてる事が多いです。
ブログについて
始めたきっかけ
自分がその時々に感じた事、思った事をきちんと残る形で記録したいと思ったから。
方針 (のようなもの)
愚痴みたいな事はなるべく書かない。なるべく楽しんで読んでもらえて、できれば役に立つ事を書いて行きたい。
2カ月ほど書いてみて思う事
- 意外に続いた
- 楽しくなってきた
まとめ
コメント受け付けておりませんが、TwitterのIDがこのブログのIDと同じになっております。もしご意見等ある場合はそちらでお寄せください。
こんなところです。今後ともよろしくお願いします。
Pink Moonの由来
昨日満月だったそうですが、四月の満月はPink Moonと呼ばれる、という話を何処かで読みました。由来を調べていたら、ちょうどこの花が咲く時期の満月だからそう言われるようです。
このフロックス族の花は北アメリカ原産で、このあたりに元々住んでいた人達の一部が月を基準にした暦を使っていたようです。
桜かと思ったら違うんですね。まあ桜は「さくらいろ」でしょうか。でもこういう色の花が咲くとやっぱり春が来たと感じるのかも知れません。
他にSprouting Grass Moon, Egg Moon, Fish Moon などの言い方があるようです。
それと、この満月は北半球に春が来てから最初の満月という事になりますね。そう思うと何だか趣きが増すのかも知れません。
参考リンク
あの日の記憶がある限りPHSはやめられない(と思う)
唐突ですけど、私PHSを未だに持っております。
電話としての使用頻度は非常に低くなっており、料金もほぼスマホと変わらず、しかも今ワイモバイルはスマホ乗り換えキャンペーンをやっております。にも関わらず、なかなか手放せません。お守りみたいな感じでしょうか(毎月3000円くらいのお布施がかかっておりますが…)
その理由はやはり、あの日の記憶があるからです。
そう、6年と1カ月前のあの日、ほとんどの電話が使えなくなった中で、ウィルコム(当時)のPHSだけは通話可能であり、家族の無事を確認できたのです。
安否確認なんてメールを一通送れば確かに済む事です。ただし、あの状況の中で家族の声を聞いて安否を確認できた、これは忘れられない事実です。
契約者が少なかったから使えた、という側面は確かにあるでしょう。ただし、小さな基地局をたくさん設置するPHSの特徴が活きたという見方もできると思います。
古い技術だからもう要らない、という考えもあるようですが、もっと伝統のある固定電話はかなり長い間使われてきました。
どうもこういうインフラの切り替えが日本は異常に速いような印象を受けます。先日、古い型のNokiaの携帯電話が再生産されるという話題がありましたが、シンプルな携帯電話の需要があるなら、PHSもまだまだ活躍の場はあるように思うのですが。
西安刀削麺酒楼 牛込神楽坂店で焼き刀削麺初体験
お昼時にちょうど神楽坂近辺を通りかかり、ちょうど良い店は無いかなあと思ったらこの店を見つけました。外から見て一瞬営業してるのかと思いましたがすでに二組ほどお客さんがいました。
頼んだもの
焼き刀削麺 スパイシーズーラン風味
刀削麺は何度か食べた事がありましたが焼き刀削麺は初めてでした。出て来た焼き刀削麺は一瞬カレーのような香りがしました。これがズーラン、つまりクミンの香りのようです。食べてみると辛さは其れ程では無く、あくまで風味付けのために使われているようです。エスニック風味の効いた焼きソバという感じでした。ちょっと変わったものが食べたいと思っていたのでなかなか良い選択肢でした。無料の半ライスの他に味噌汁も付いて来ました。具が豆腐と油揚げだったので、刀削麺ではなくライスに付いているものと思われます。
棒餃子
これも適度にスパイスが効いてました。タレに使えそうな調味料がいくつかありましたが、結局そのまま食べました。
コーヒー
無料でした。メニューに全く関係ないもので、しかも飲み放題なので全く期待してませんでしたが、意外にまともなコーヒーでした。
オペレーション、他
店員さんは気さくな感じで、注文にも「うん、」なんて反応します。これでマイナス点を付ける人もいそうですが、なんと無く素朴な人の良さが滲み出ている感じで、私はむしろ好感を持ちました。
おおらかさが発揮された会計時のエピソード
会計の時になって、私が持っている小銭がちょうど10円足りない事が判明したのですが、そしたら店員さん「ああ良いよ」と言って10円まけてくれました。
こんなエピソードがあったので、あまり行かない場所にある店ですが、機会があったら再訪しようと思います。
西安刀削麺酒楼 牛込神楽坂店
https://r.gnavi.co.jp/en3t7cv90000/?sc_cid=ptg_rtop
ジャンル:中華料理 火鍋
アクセス:都営大江戸線牛込神楽坂駅 徒歩3分
JR中央線飯田橋駅 徒歩10分
東京メトロ東西線神楽坂駅 徒歩5分
住所:〒162-0854 東京都新宿区南山伏町1-18 ハイホーム市ヶ谷1F
周辺のお店:ぐるなび 神楽坂×四川料理
http://r.gnavi.co.jp/area/aream2192/szechwan/rs/?sc_cid=ptg_rs
情報掲載日:2017年4月10日