文系フリーランスまたは休日低音大堤琴奏者の戯言

翻訳を生業とする文系フリーランスです。日々思い付く事を書いてます。

Buck Moon, Hay Moon, Thunder Moon

えーと、満月シリーズです。

昨日が満月でしたが、七月の満月には三種類言い方があるようです。

“Buck Moon” は牡鹿の角が生え変わる時期、"Hay Moon" は干し草の出来始める時期、"Thunder Moon" は雷の発生しやすい時期、という事らしいです。

北米由来の呼び名のようですので、日本では当てはまらないものもありますね。梅雨の季節で湿度が高いので干し草は無理そうです。

雷はありそうですね。私の住んでいるあたりでは写真のように月が見えましたが、thunderならぬheavy rainで大きな被害が出てしまったところもあります。亡くなられた皆様の御冥福を祈り、被災された皆様が1日も早く日常を取り戻せるよう、微力ながら祈りたいと思います。

七月の満月は"thunder moon"と呼ばれる事もあるようですがこちらでは良く見えました。

みなとみらい小ホールで聴くオンドマルトノ

先日、シンフォニエッタ静岡の演奏会の後半について書きましたが、今日は書き残していた前半について書こうと思います。前半はオンドマルトノという電子楽器をフィーチャーしたステージでした。演奏するのはこの楽器の奏者として世界的に有名な原田節(はらだたかし)さんです。

最初に演奏されたのは、モーリス・ラヴェル弦楽四重奏でした。本来の第一ヴァイオリンのパートをオンドマルトノで演奏していました。独特の不安定性電子音がこの曲のこれまで聞いたことがない新たな側面を引き出していたように思いました。

次に演奏されたのは同じくフランスの作曲家、アンドレ・ジョリヴェのデルフィ組曲という曲です。元々劇のために書かれた音楽のようですが、そこから作曲者自身が組曲としてまとめたものです。古代ギリシア風の響きを追求した音楽のようですが、オンドマルトノの電子音がその響きに貢献していたのが意外でした。犬の鳴き声を模していると思われる部分などもありました。

後半はオンドマルトノの出番が無かったので、ここでアンコールが入りました。原田さん作曲の夕陽に赤い頬という曲で、思春期を迎えた女の子の不安な心情を描いたもの、と原田さんから解説がありました。ここではオンドマルトノが鳥の声を模していました。

シンフォニエッタ静岡と原田さんの共演は今後も予定されているようですので、また珍しい曲が聴けるかも知れません。

GPD WIN で書いてみた

1月末に注文し、2月上旬に届いたものの、ほぼ死蔵していたGPD WINを今日やっと持ち出して見ました。

携帯できるWindowsマシンです。

キーボード、まだまだ慣れませんが予想以上に使える印象です。

どうもポインティングデバイスの活用が鍵じゃないかと思い始めています。

ブログ書きとか、これまでAndroidを使っていた作業の一部をこのマシンで行う事になりそうです。

このマシン、電源周りに癖があることで有名ですが、私が購入した個体は今のところ大きなトラブルもなく順調に動いています。

また、Creators Update終了後もWifiが普通に繋がっています。

想定していたトラブルが発生しないのは良い事なんですが、何だか拍子抜けしています(笑)

徐々にその辺りを見て行きたいと思います。

七月七日にUPLINK@渋谷で上映される第七天国

私は行ったことが無いのですが、渋谷にUPLINKという映画館があります。小さな映画館ですが上映作品のユニークさで評判です。そこで今週金曜日、つまり七夕の夜に第七天国という映画が上映されます。

アップリンク「第七天国(1927)」 | 映画-Movie Walker

1927年のサイレント映画で、ストーリーはBoyMeetsGirlものの典型というべきものです。偶然出会った男女が貧しさの中で愛を育みますが、やがて戦争が始まり男は戦場へ。やがて戦争は終わりますが男はなかなか帰って来ない、とまあこんな風に物語は進んで行きます。

ありきたりな話ではありますが、見終わった後温かい気持ちになる映画です。七夕の夜上映するのにふさわしい映画だと思います。

この映画は高さをうまく表現している映画です。2人が階段をどんどん昇って行く様子を当時としては最新の設備で撮影しています。これは下水道の清掃人から地上の清掃員になりたいという主人公の夢を表していると言われています。

この上映には柳下美恵さんという方のピアノ伴奏が付きます。余談になりますが、私が以前見た時の伴奏はあの新垣隆さんでした。例の騒動で有名になるはるか前の話です。すでに予定があるため聴き比べができないのは残念です。

この映画はわずか10年後の1937年にリメイクされています。人気があった証拠だと思います。お時間のある方は是非ご覧になってみて下さい。ちなみにUPLINKは併設のカフェも評判のようです。

夜のかずら橋と琵琶の滝@祖谷温泉

祖谷温泉にはかずら橋という名所があります。蔓草の一種で掛けられた吊り橋で、渡るのはかなり怖そうですが、夜はライトアップされていて、それを見るために宿でマイクロバスを出してくれるという事で、見に行く事にしました。早くお風呂に、というのは、このミニツアー?も関係ありそうです。夕方に駅まで迎えに来てくれたワゴン車よりも大きなマイクロバスが真っ暗な細い道を走って行くのはなかなかスリルがあります。途中他の旅館があるあたりを通ります。かずら橋目当てならこちらの旅館が便利なのかも知れません。

橋はこんな感じです。

幻想的な夜の橋

なかなか幻想的な光景です。 あ、因みに夜はこの橋渡れません。渡りたいのであれば昼に来ましょう。昼はお食事処も営業しており、日帰りの観光コースになっているようです。

近くには琵琶の滝というのもあります。こちらもライトアップされています。

ライトアップされた滝

滝の名前は平家の落人伝説が関係しているようです。

観光情報(祖谷のかずら橋・びわの滝)

フライデーはプレミアムなのか?

何だか今日はプレミアムフライデーだそうですね。

 

でもあんまり浸透していないようで、ある程度の規模の会社には何らかの施策を促す通達が出てるっぽいですね。

 

守秘義務があるのであんまり詳しくは書けませんが、その具体的な施策についての文書を翻訳していて

 

「これじゃあブラックフライデーだなぁ」

 

と思いました。

本来の目的であるはずの業務の効率アップなどについては全く言及せずに、一定の時間になったら退社するように促すような指示を出す事のどこが働き方改革なのか、私には全く理解できません。

 

フリーランスになって大変な事もありますが、こういう文書を見ると大きな組織に所属するのも大変だと思います。

 

いつまでやるつもりなのかなぁ、これ…

今週のお題「テスト」

多分、テストには強い方だと思うんですけど、一度だけしまったなぁ、と思うテストがあります。

1年浪人して受けた、自分にとっては最後になった大学の入学テスト当日の朝、泊めてもらった友人の家から出ようと思ったら、急にトイレに行きたくなってしまったのです。その友人宅は会場からは近くなかったため、東京の交通事情に不案内だった私は結局遅刻してしまいました。

こんな感じで結果はやっぱり不合格。先に他の大学に合格していたので2浪はしないで済みましたが、授業料は落ちた大学の方が安かったので、家族からは顰蹙を買ったようです。それなら付き添えば良いじゃないか、と今なら思いますが、当時私の周りではまだ親が受験に付き添う、という話はあまり聞きませんでした。こういうのは地域差があると思いますが。

その時受けた大学に合格していたら全然違う生活を今頃しているんだと思います。先週のお題、もし魔法が使えたとしたら戻るのはこの時かなあ、とか今頃思いました。なんだかこれ以降、人生も紆余曲折が多くなったような気がしますが、まあそれまでは親の保護下で暮らしていた訳ですから、人並みになっただけなのかも知れません。