文系フリーランスまたは休日低音大堤琴奏者の戯言

翻訳を生業とする文系フリーランスです。日々思い付く事を書いてます。

名声とその代償~ロミー・シュナイダーの命日に

昨日ブログを投稿した後で、ロミー・シュナイダーの命日だった事を知りました。享年43歳。早すぎる死です。

私の印象に残っているのは、何といってもヴィスコンティ「ルートヴィヒ」でのエリザベート役です。あの映画を見た後で本物のエリザベート肖像画を見て「あれ、こんな人?」と思ったくらいです。それくらい凛として気品に溢れたあの姿、ルートヴィヒが思いを告げられなかったのも無理も無いと思わせる姿でした。

彼女のニックネームは「シシー」でした。これはエリザベートの子供の頃の愛称で、まさにこの役を演じるべき人だったんだ、と以前は思っていましたが、彼女自身は自分の演じる役柄を限定する事になってしまったこのニックネームを必ずしも好んでいなかったようです。「あわれ彼女は娼婦」や「Il Laboro」でその影を吹き飛ばすきっかけをくれたヴィスコンティ監督の映画だったからこそ、この役を完璧に演じ切る事ができたのかも知れません。

私生活ではアラン・ドロンとの婚約解消や二度の結婚と離婚、そして息子の交通事故死など、決して平坦とは言えないものだったようです。名声とその代償、などと言ってしまうには余りに気の毒ですが、スクリーンの彼女はそんな事を感じさせません。我々にできるのは映画を見る事、その素晴らしさを伝える事だけです。

ロミー・シュナイダー - Wikipedia

行けなかった食事処「にきたつ庵」

道後温泉のメインストリートであるハイカラ通りに直交する熟田津の道に水口酒造という酒蔵があります。

建物はこんな感じ。

熟田津(にきたつ、またはにぎたつ)というのは、はるか万葉集の昔、このあたりにあった港の名前だそうです。あたりはあまり観光地らしく無く、この一画だけが目立ってます。

杉玉もありました。

道後温泉の近くにある酒蔵の玄関に飾ってあったお花

ここにはにきたつ庵という食事処もあります。

http://www.dogobeer.co.jp/nikitatsuan.html

実はここで夕食を食べようと思っていたのですがあいにく定休日でした。

雰囲気も良さそう、かつ美味しそうだったのでちょっと残念ですが、次に来たときの楽しみに取って置こうと思います。

今週のお題「私の沼」

えーと、やっぱり演奏会ですね。いや、聴く方じゃ無くて弾く方です。少し減らして他の事をやる時間を確保しようと思うのですが、なかなか減りません。まあ、断れば良いんですけど、自分も人を集めるのに苦労した経験があるので、予定が空いていればお手伝いしましょう、という話になってしまう事が多いのです。

正確に数えた人は多分いないでしょうが、首都圏には200くらいはアマチュアのオーケストラがあると言われています。1年は52週間ですから、毎週末ほぼどこかで演奏会があります。これに対して私の弾いてるコントラバスという楽器を弾く人の数は圧倒的に足りません。そんな訳で上記に書いたような沼に陥ってしまう訳です。私はそれでも本番が無い月もありますし、多くても月3回くらいですから、まだ沼は浅い方です。年間の本番が30回を超える知人も何人かいます。

こんな風に書くと大変そうですが、当人は楽しんで演奏しています。なんて書いてしまうと、はまってしまって大変、というイメージですが、好きな事をとことんできる、というのは考えようによっては幸せな事です。こういう平和な社会がいつまでも続いてほしいと思います。

今更ながら良さに気が付いたCROSSのボールペン

私、字を書くのが下手です。で、文房具には興味あるのですが、何となく人前で字を書くのが恥ずかしく、良い文房具を取り出すのも恥ずかしく、手近に有るものを使っておりました(まあ、良いと言ってもそんなにすごいものではありませんが)。ところが少し前、ボールペンがどこにも無くて困った事があり、このボールペンを持ち歩く事にしました。

ご存知の方はご存知なCROSSのボールペンです。だいぶ前ですが、ある会社の収益に貢献したと言う事で頂いた物なので、詳細な仕様や値段は不明です。18金貼りだと思っていましたが、良く見ると少しその金色が剥がれている処もあります。もしかしたら違うのかも知れません。

何度かこれを使って見ましたが、軽い書き味に今更ながら驚いています。万年筆の書き味でぬらぬらという表現がありますが、まさにそんな感じなのです。油性インクで、しかも買ってからだいぶ時間が経っているのに。

細くて軽く、書き味も良いので、何だか少し丁寧に字を書いて見ようかという気持ちになります。しばらく持ち歩いておらず、今更良さに気が付いたものを愛用品と言うのはちょっと気が引けますが、しばらく持ち歩いて、真の愛用品にしたいと思います。

牛すじ炒飯@秋葉原「雁川」

お昼時に秋葉原に行きました。今回は一人で行ったのですが、秋葉原はお一人様でも食事処には事欠きません。色々考えて歩いていましたが、多分一度も入った事のない雁川(がんせん)に行って見ました。週末限定の牛すじ炒飯が何となく気になったからです。

お店は階段を降りた地下にあります。そこそこ混んでいます。6人掛けのテーブルに通されました。このテーブルの客は私含めほぼお一人様のようです。

頼んだもの

迷わず牛すじ炒飯です。今回は様子見で普通盛りにしました。

あっという間、は大袈裟かも知れませんが、予想よりかなり早く出て来ました。写真がぶれているのはそのためです。文字通り、牛すじ入りの餡がかけられた炒飯です。味もほぼ予想通り、人によっては少し味が濃い目に感じられるかも知れませんが、万人受けする味だと思います。半熟卵が載っているのも、良く味のバランスが考えられていると思いました。炒飯がパラパラなのもポイントです。周囲を見てもこの牛すじ炒飯を頼んでいる人が多かったと思います。

オペレーション、その他

とにかく注文してから出てくるのが早いです。店員さんは特に愛想も無いですが、ここでは問題にならないと思います。他のものも食べてみたいと思わせる店です。

表にはこんなのが。混ぜそばも気になります。

練習会場とスーパーマーケットの緩やかな協力関係に和む

演奏会のお手伝いを頼まれ、好天の日曜日朝、ドライブ気分で練習に出掛けました。ただし駐車場が気掛かり。練習場にあまり駐車スペースが無いらしく、隣のスーパーマーケットに停めるよう連絡をもらっていたのです。係の人が怖いと嫌だなあとか、練習中に移動をお願いされると面倒だなあとか、そんな事を考えつつ車を走らせていました。

練習場の手前にあったそのスーパーマーケット、駐車場の入口には特にゲートも無く、人が監視している様子もありません。店も10時からのようで、営業開始前に勝手に停めて練習中へ。

練習中は特に移動の依頼も無く、無事練習は終了。駐車場に向かうのは私だけではありませんでした。お店の営業前から車が何台か停まっていましたが、そう言う事だったようです。その中のお一人が言うには「いつもこうやって車停めさせてもらってるから、帰りに何か買うようにしてるの」。

ちょうどお昼時だったので、私も食料を調達。お惣菜の揚げ物を見ていたら店員さんが「イカフライ、揚げたてあるよ」。そちらをいただきました。店員さんはほとんど近所のパートさんのようでした。

てな感じで、予想とはだいぶ違うのんびりした様子で安心し、和みました。こういう、緩やかな共存共栄関係のようなものが、もしかしたらこれから重要になってくるのかも知れません。「用も無いのに車停めるなんて、そんなのダメダメ」なんて言う本部の人とかが出てこない事を願いたいものです。

今週のお題「おやつ」

おやつ、最近はできるだけ食べないようにしていますが、子供の頃はジャンクなスナック菓子を食事前に一袋食べてしまい、その後々さらにご飯を食べた、なんて事もありました。さすがにぶくぶく太りましたね。今はなくなってしまったしゃり弁太郎とか、米を食べてからさらにご飯て事ですから、まあ当然の事ですね。カルビーのサッポロポテトバーベキュー味なども、あのピリッとくる味がいくら食べても飽きないので良く食べてました。
ポテト、と言えば、私が子供の頃はポテトチップスがあまり一般的ではありませんでした。いなかっぺ大将という漫画で主人公がレストランのメニューの最後に載っていたポテトチップを頼んで、「これだけ~?」とがっかりして涙を流す場面がありますが、それを見て一体どういう食べ物なんだろうと思った事があります。まあまさにいなかっぺだったわけですね。
その後しばらくしてポテトチップス食べたときはちょっと嬉しかったですね。まあ今はあまり食べませんが、何というか、材料の品質がもろに味や食感に影響する食べ物ではないかと思います。味はいろいろありますけど、のり塩みたいなシンプルなのが一番美味しいのはそういう理由でしょうかね。最近パインアメ味ってのがあるそうですけど、美味しいのかなあ。なんだか一度食べれば十分かなあと思います。
 
原料のじゃがいもが足りない、なんて話がありましたけど、それも人気がある証拠かも知れませんね。こういうお菓子を好きなだけ食べられるってのは、考えて見れば幸せな事です。