文系フリーランスまたは休日低音大堤琴奏者の戯言

翻訳を生業とする文系フリーランスです。日々思い付く事を書いてます。

自然界の掟

先日、出先で嘴の黄色い雀を見かけました。 まだ飛ぶ練習をしているといった感じでした。 私が近づいても逃げる様子もなく、脚にまとわり付いてきます。 「早く隠れないと危ないよ」そんな声を掛けた途端に、 後ろから猫が走って来て、その雀をくわえて走り抜けて行きました。 あまりの事に私は思わず「わぁあ」と声を上げてしまいました。 子雀、もしかしたら助けてあげられたかも知れません。 でも、その場では助かっても、また別の猫に狙われ、いつかは捕まってしまったかも知れません。 猫だって、いつも人間から餌をもらえる訳ではなく、 小さい時には烏に狙われて食べられてしまう事もあるのです。 こんな都会でも動物たちは自然界の掟にしたがって生きているのです。 都会ではつい忘れがちですが、最近の自然災害を見ると、人間もそのような自然界の掟からは逃がれられないのかも知れません。

子雀の冥福を祈りたいと思います。